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＜概説＞
影の中に潜む妖魔。影そのものとも言える二次元平面的存在で、確固たる実体を持たず、影（陰）の中にしか存在出来ない不安定さの反面、物理的な攻撃は殆ど受け付けない。
陰性の気を持つ彼らは、陽性の気を持つ者――人間の男性を特に好んで餌食にするが、直接取り憑いて精気を奪うよりも、魅力的な女性に取り憑いて男性を誘惑するという間接的な手法を好む。人間に憑依している間は対象の影と同化しているため、本体側の動きによって行動の制限を受けるが、逆に憑依対象の肉体と意識を乗っ取り自在に操る事も可能。
性格は、多少の個体差こそあれ概ね粘着質で陰湿。人間社会に潜り込む生態上、あまり攻撃的ではなく戦闘力も決して高くはないが、それ故に策を弄する場合が多く油断は禁物。特に夜間の遭遇は、手練の退魔士にとっても十分に脅威となり得る。
＜見解＞
・影の中から引きずり出せれば楽なんだが……日が落ちると厄介だな。
・ヤツには物理攻撃は効かないと思った方がいい。
・取り憑いている間は本体側と連動した動きしか出来ないハズだ。
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