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「ふっ、くぅ・・・」 思わず声が洩れる。 僕は下半身が丸裸の状態でベッドに寝そべっていた。いや、寝かされていると言った方が正確だろう。 その僕の、剥き出しになった腰の上に跨って、少女が腰を揺らしていた。少女の身体が上下に揺れるたび、長く美しい黒髪が舞い上がる。 美しい、少女だった。 病的に白い肌は、だがキメが細かくしっとりと濡れ、人形のように整った顔の中央には大きな瞳が快楽に潤んでいる。全体的に細く、折れてしまいそうな程に華奢な肢体を覆うのは、フリルとレースが多用された一見少女趣味な、だが毒々しいほどに黒い服だった。 「んあっ、あっ、あはぁ・・・」 少女が腰を振るたびに吐息が洩れ、大仰なスカートが揺れる。 ひらひら ひらひらと 僕の上で 舞うように ひらひらと それは、まるで黒い揚げ羽蝶のように でも、蜘蛛の巣に捕われたのは黒揚羽の少女ではなく――― 僕の方だった。 可憐な少女は―――見様によっては幼女とも取れるその未成熟さとは裏腹に、自分から男を咥え込んで快楽に耽る淫蕩さを持つその少女は―――陳腐な例えではあるが『小悪魔』と称するのが最も相応しいと、僕は思う。 自分から大きく脚を広げた少女は、小振りな白い尻の柔肉を僕の腰に押し付け、その奥の小さなすぼまりで、昂ぶった僕の分身を身体の奥深くへと飲み込んでいた。少女が腰を動かすたびに狭い入り口が強烈に僕を締め付け、絶頂へ誘おうとする。 「ねぇ、ワタシの中はそんなに気持ち良い?」 眉間に皺を寄せ、今にも精を放ちそうになるのを必死に堪える僕を見下ろす少女は、腰を振りながらいやらしく微笑む。僕は首を縦に振り、頷くだけで精一杯だった。 「ふふ・・・まだイっちゃダメよ。ワタシがイクまで我慢して」 無慈悲な命令。だけど今の僕は少女の言葉に逆らう事は出来ない。 腰の動きに合わせてスカートが舞い上がると時折、その下から肉の棒が顔を覗かせた。僕の物より一回りほど小さいソレはピクピクと震えながら、先端から透明な滴を滲ませている。 ![]() それは見間違えようのない、男の器官。 そう、僕の上で淫蕩に微笑む『少女』は、『少女』では無かった。 でもそれは当然の事だった。何故なら『彼女』は僕の――― 『少女』の動きが早くなり一層激しさを増す。『彼女』の股間に生えるペニスはその体積を増していっぱいに反り返り、絶頂が近づいている事を示していた。 「はっ、あっ、あんっ!いいわ!ワタシの中にたっぷり出して!白くて濃いの、いっぱい頂戴っ!!」 『彼女』の許しを得た僕は引き絞っていた心の手綱を緩め、昂ぶる欲望を解き放った。背筋がブルブルと振るえ、溜まりに溜まった精液が尿道を押し広げ、堰を切ったように先端から吐き出される。 「うあぁっ!!」 「ひうぅんっ!あぁぁっ・・・」 僕が『少女』の体内に精液を注ぎ込むと同時に『彼女』もまた絶頂を迎え、ピンク色の先端のから白濁液を撒き散らした。その一部が僕の顔に掛かり、キツい臭いが鼻を突く。けど、決して不快ではなかった。 「あふ・・・あぁ・・・奥まで、いっぱい・・・」 脱力して僕の上に倒れ込んできた『彼女』の身体を抱き留めながら、僕はそっと、口の中で小さく呟いた。 ―――兄さん、と。 |