人 物


九鬼 馨(くき かおる)


 本編の主人公。外道士の異名を持つフリーランスの退魔士。
 自分の欲望に忠実な男。彼にとって全ての他人は「利用するモノ」でしか無い。
 精神的に不安定な部分があり、ムラっ気が多い。
金 道福(Jin Dao-fu)


 中華系資本「道(タオ)グループ」の総責任者。
 風水を始めとした様々な呪術を経営に取り入れ、一代で現在の地位を築いたと言われる。
 九鬼の現在の雇い主。
沙龍(Charon)


 金の秘書兼エージェント。
 一見アジア系のようだが、国籍その他一切の個人情報は不明。魔術を操るとの未確認情報あり。
 格闘技の腕は達人級であり、並の男では歯が立たない。
荒木 ルカ(あらき るか)


 第一話「夜は無情に」に登場。女子大生、あるいはただの遊び人。
 特徴的な褐色の肌とプラチナブロンドの髪は全て地肌・地毛だが、一応日本国籍。
 父方がヨーロッパ系、母方がアジア系の日系人らしい。
加納 夏生(かのう なつき)


 第三話「家族の肖像」に登場。
 画家、加納龍秀の一人娘にして彼の作品のモデル。
 生まれつき身体が弱く幼い頃から入退院を繰り返し、学校に通った事も殆ど無いため、人見知りが激しい内気な少女。
加納 龍秀(かのう たつひで)


 第三話「家族の肖像」に登場。画家。
 妻に先立たれてからは娘と二人暮し。唯一の肉親である娘に過剰なほどの愛情を注いでいる。
 一見すると優男の好人物だが……
吉永 狩摩(よしなが かるま)


 第四話「過去は記憶の残像」に登場。女子高生陰陽師。
 幼い頃に九鬼の手で両親を殺害されており、父の形見である式神を使役し九鬼への復讐を誓う。
 一途で頑固、愛想を振りまく事もせず周囲と線を引いている。
烏丸 鴉也子(からすま あやこ)


 第四話「過去は記憶の残像」に登場。自称フリーライター。
 吉永狩摩の現・保護者で、親代わり兼姉代わり。
 狩摩の復讐を思い留まらせる事が出来ず、歯痒く思っている。
田村 梗子(たむら きょうこ)


 第五話「たましいをくらうもの」に登場。人妻。
 気立ても器量も良いが、一人娘として甘やかされて育ったため独占欲が異様に強く、外に女を作っている夫に対する相反する感情を持て余している。
仁村 麻紀(にむら まき)


 第六話「鬼は外道か、外道は鬼か」に登場。通称『破壊屋』。
 鬼の血を引いており、その身体能力は常人を遥かに凌駕する。
 鴉也子の依頼を受けて九鬼に挑むが……


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